はじめに
ガラパゴスと言えば、何と言ってもその独自の生態系。
ここでしか見られないめずらしい動物に、めずらしい植物。
あのダーウィンが、進化論の着想を得た島としても有名です。
この記事では、私の2018年の旅行の体験をレポートします!
長い年月を経て、形づくられたその独自の生態系、生命の神秘。
これから行く人は、ぜひ参考にしてみてください!
ガラパゴス諸島への行き方
ガラパゴス諸島は、エクアドルというサッカーワールドカップ南米予選でしか聞くことのない国に所属しています。
飛行機も、エクアドルの首都キト、もう一つの主要都市グアヤキルという、危なそうな名前の都市から発着しています。
日本から行くには、アメリカのどこかを経由して、キトまたはグアヤキル→ガラパゴスという経路になるでしょう。
私もそうでしたが、せっかく南米に行くということで、他の国との観光とセットで行く人も多いかもしれませんね(私は日本→ガラパゴス→チリと旅行しました)。
キト~ガラパゴス間は2時間のフライトです。
エクアドル本土とガラパゴス諸島は時差が1時間あります。
現地で時間をチェックするときは注意しましょう。
セイモア空港到着~プエルトアヨーラ移動まで
キトから飛行機に乗ること2時間、ガラパゴス諸島が見えてきました。
大地はセスビウムと呼ばれる植物の赤で染まっています。
空港のある島はバルトラ島という名前です。
バルトラ島に着陸して飛行機から降りると、さっそくガラパゴスウチワサボテンが出迎えてくれます。
バルトラ島は空港だけの島です。
乗客はここから、最大の街プエルトアヨーラまでバスで移動します。
プエルトアヨーラは、隣のサンタクルス島にあります。
イミグレを過ぎてバスを待っていると、黄色いリクイグアナもあいさつに来てくれました。
バスに乗り、バルトラ島からサンタクルス島へ小さな船で渡ります。
少額ですが、船上でお金を徴収されました。
サンタクルス島に船が着くと、またバスに乗り換えます。
途中の光景は、ひたすら荒野が続きます。
プエルトアヨーラの近くに来ると、ようやく人の住むエリアになってきました。
バスで荒野を走ること1時間弱、プエルトアヨーラ近くのターミナルに到着します。
私のような個人客は、このターミナルからタクシーを拾う必要があります。
といっても、タクシーの運転手が我先にと声をかけてくるので、すぐに拾えました。
タクシーに乗ると、プエルトアヨーラにすぐ着きます。
タクシーは街中に入り、とある店舗の前に到着しました。
シャツに短パンで小太りのタクシー運転手は、実はタクシー運転手兼旅行代理店のエージェントでした。
到着したのは彼の事務所で、早速ツアーの説明が始まります。
旅行代理店で翌日からのツアーを予約。でも今思えば値切ればよかった。
私を旅行代理店に連れてきた男はロベルトという名前でした。
ロベルトは到着するなり、疲れている私を事務所に座らせ、ツアーを次々に紹介してくれます。
とはいえ、私も着いたその日のうちにツアーを決めたいと思っていました。
ガラパゴスでは、自然環境を守るための様々な取り組みがあります。
そのうちの1つが、「ナチュラリストガイド」付きの観光ツアー。
彼らが同行することで、ツアー客が自然環境を荒らさないように観光できます。
ナチュラリストガイド無しでは、ガラパゴス内で行ける場所はかなり限られます。
ロベルトのおすすめツアーを聞きつつ、まずはイサベラ島ツアーを翌日に申し込みました。
店を出ると、もうすっかり夜。
移動で疲れたので、お店の前で記念に1枚写真を撮り、予約していたホテルに徒歩で移動しました。
後からわかったことですが、ガラパゴスは旅行代理店が数多く存在します。
なので、いくつか代理店をまわって価格交渉するのが定番のようです。
小さい島なので、代理店はたくさんあっても、参加するツアーは結局ほぼ一緒。
一方、マージンは代理店によって違います。
個人的には、ロベルトのお店がそこまで高いとは感じませんでした。
しかしながら、妥当な市場価格を知らないので、実のところどうだったかわかりません。
おそらく交渉で多少は安くできたのでしょう。
これから行く方は、時間が許すのならいくつか旅行エージェントを回ってみることをおすすめします。
「Travel agency(トラベルエージェンシー)」をGoogle mapで検索すれば、たくさん出てきます。
宿泊したホテル
石造りを基調とした、南国リゾートっぽい外観、内観、部屋の装飾がおしゃれなホテルでした。
引用 ホテルコロマガラパゴス エクスペディア
プエルトアヨーラの繁華街からも近く、移動には非常に便利なホテルです。
朝食も屋上のテラスで作ってくれて、おいしかったです。
何の不満もありませんでしたが、繁華街から近い分少々お高いかも知れません。
ガラパゴスは治安も良いですし、もっとローカルの雰囲気がお好みであれば、繁華街から遠いホテルでも良いかもしれません。
訪れた場所
私はガラパゴス最大の街プエルトアヨーラに6日間滞在し、他の島には日帰りで行ってきました。
ツアーは全てロベルトの店で予約。
値段は忘れましたが、他の島へのワンデートリップツアー100ドル、サンタクルス島内のツアー50ドルくらいだったイメージです。
イサベラ島
ガラパゴス諸島最大の島で、宿泊もできます。
プエルトアヨーラからはボートで2時間くらい。
アシカや溶岩地帯を散策できるほか、フラミンゴのラグーンがあるのも特徴です(写真撮り忘れました…)。
また、時期によってはガラパゴスペンギンもイサベラ島付近で見られるそうです(ペンギンはイサベラ島かフェルナンディナ島でしか見られませんが、イサベラ島の方が行きやすい)。
カメの繁殖施設もありますが、サンタクルス島のダーウィン研究所にもあるので、あんまりここで見る必要はないかも。
私は行きませんでしたが、火山へのトレッキングもあります。
ピンソン島
プエルトアヨーラからのワンデーツアーで行きました。
上陸はせずに、島の周辺で一日シュノーケリングです。
ウミガメやアシカと泳げて、大満足でした。
小さい無人島なのであまりフォーカスされていませんが、ダイビングスポットとしては有名なようです。
水中用のカメラを持ってきていなかったのが心残りですね。
ピンソン島に行く途中では、イルカの群れにも遭遇し、乗客みんな盛り上がっていました。
カメの楽園エル・チャト
プエルトアヨーラから車で30分程度です。
私はツアーで行きましたが、自転車で行く人もいるようです。
ただし途中は山道なので、体力に自信のない人はやめておいた方が良いでしょう。
ガラパゴスゾウガメ、世界最大のカメなだけあって迫力があります。
ダーウィン研究所やイサベラ島の保護施設では、ウミガメは柵に囲われたエリアにいました。
ですがここエル・チャトは、広場にカメが放牧されている形式なので、近くで見ることが出来ます。
ただその大きさゆえに、過去にウミガメの背中に乗ろうとした不届きな観光客がいたそうです。
当たり前ですが、絶対にやめましょう。
ガラパゴスでは、動物保護のため2~3メートルの距離を常に保つこととされています。
沼につかって寝ているカメもいれば、エサを求めて緑地を徘徊しているカメもいます。
なんならエル・チャトに来る途中の道路にも、アスファルト上を歩いているカメがいました。
そう広くはないエル・チャトですが、ガラパゴスゾウガメを間近で見られるのでおススメです!
トゥルトガベイ
トゥルトガとはカメのことです。
実際行ってみると、カメではなく大量のウミイグアナがいます。
プエルトアヨーラから徒歩で行けるビーチですが、炎天下を3キロくらい歩くことになるので注意してください。
開けたビーチで、開放感があります。
波がかなり高いので、サーフィンをやる人にはいい場所かもしれません(ただし初心者サーファーは注意してください)。
ビーチの奥の方には、子どもたちが泳げるエリアもあります。
プエルトアヨーラからかなり歩くのは難点ですが、ナチュラリストガイドなしで行けるビーチですし、大量のウミイグアナも見られるので、結構おすすめの場所です。
ダーウィン研究所
ダーウィン研究所は、ガラパゴスの動植物や保護のための取り組みが展示されています。
プエルトアヨーラの街からは、徒歩で20分程度。
リクイグアナ(黄色いイグアナ)は街中で見るのは難しいので、見たければダーウィン研究所へ。
また、ガラパゴスゾウガメや、カメの赤ちゃんたちもいます。
そのほか、カメの骨や甲羅が展示されています。
ただし、研究所というにはちょっと寂しい感じ。
プエルトアヨーラから近いのでぜひ足を運んでほしいですが、期待しすぎるとガッカリするかもしれません。
その他、ダーウィン先生の銅像があります。
魚市場
最後に紹介するのは、ガラパゴスの隠れた観光地?
プエルトアヨーラの魚市場です。
魚市場は朝のみの活動ですが、魚をさばく女性と、その魚を盗もうとするアシカのほほえましい戦いが名物です。
私が行ったときも、すでに多くの観光客がその戦いをカメラ片手に観戦していました。
その他街中の風景
ガラパゴスは街中を歩くだけでも、南国感あって楽しいです。
物乞いやホームレスは見ませんでした。
スリや置き引き等の軽犯罪には注意してください。
自転車をホテル等で借りられれば、潮風を浴びて街中サイクリングもおすすめです!
反省点
水中カメラ(アクションカメラ)を持っていかなかった
ダイビングをする人はもちろん、ダイビング資格のない人もシュノーケリングできるスポットがたくさんあります。
私もシュノーケリングツアーでアシカやゾウガメと泳ぐことが出来ましたが、水中カメラを持っていなかったため撮影できず。
Goproのレンタル等はありましたが、海外のOSで上手く使える自信がなく、レンタルしませんでした。
せっかくガラパゴスに来るなら、水中カメラを用意することをおすすめします!
透明度はあまり高くないので、一定の品質を保ったものが良いでしょう。
ツアーの価格交渉をしなかった
私は結局、最初に入ったロベルトの旅行代理店ですべてのツアーを組みました。
そんなに高くも感じなかったし、行きたい場所を何度も説明するのが面倒だったので。
しかしながら、後になってから旅行代理店がたくさんあることに気づきました。
ぶっちゃけもっと値切れたと思います。
日焼け止め対策をきちんとしなかった
初日のシュノーケリングに、安物の日焼け止めを塗っただけで出かけました。
その結果、体中がやけどのように真っ赤に腫れあがりました。
2日目は長袖のシャツを着て日焼け止めをしっかりぬり、エル・チャト等の内陸ツアーに切り替え、少しだけよくなりました。
ガラパゴスは赤道直下のエリアです。
沖縄やタイとはわけが違いました。
この点はリアルに体調に関わるほか、旅行自体が台無しになりかねないミスで、一番の反省事項になりました。
まとめ
ガラパゴスはまだまだ伝えたいことありますが、一旦今回はここまでの紹介とします!
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