はじめに
前回の記事では、宿泊させてくれるホストの探し方を解説しました。
今回の記事では、ホストに送る宿泊リクエストメッセージの書き方について解説します。
リクエストメッセージは、ホストがあなたを受け入れるかどうかを決める重要なポイントです。
フレンドリーで信頼感のあるメッセージを送りましょう。
メッセージ作成の前に、日付と人数を指定
ホストのプロフィールの「Send request」を押すと、下記のような画面が表示されます。
泊めてもらいたい日付と、宿泊する人数を入力しましょう。
「Date is flexible」は、「ホストの都合に合わせて、日程調整を多少できますよ」という意味なので、日程調整が可能なのであれば場合はチェックを入れておきましょう。
指定の日程は都合が合わなくても、調整すれば応じてくれるかもしれません。
メッセージ作成ステップ
では、メッセージの書き方を解説します。
まず、ホストのプロフィールをしっかり確認しましょう。
彼らの興味やライフスタイルに合わせたメッセージを送ることが大切です。
例えば、ホストによってはゲストと出かけたり、アクティビティに行くのが好きなホストもいます。
一方、泊めてあげることはできるけど、仕事をしていて一緒に過ごすことは難しいホストもいます。
あなたの求めることがホストの好みと合わなければ、リクエストを受け入れてくれる可能性は低いでしょう。
またそもそもの話として、あなたとホストの好みが違うのであれば、リクエストを許可されてもお互いにとって実りある滞在にならない可能性も高いです。
ホストのプロフィールをよく読み、「あなたをしっかり理解している」という姿勢を伝えると、印象が良くなります。
メッセージの冒頭でホストに挨拶をし、簡単な自己紹介をします。
名前、出身地、現在の状況(旅行している場所や目的)、普段の仕事等を伝えることで、まずはホストがあなたの基本情報を理解できます。
次に、なぜそのホストに宿泊をお願いしたいかを説明します。
ホストのプロフィールやレビューを読んだ感想、自分との共通点などを具体的に挙げると良いです。
こ子をしっかり書くことで、「あなたのプロフィールをきちんと読んでますよ」とアピールし、ホストに対する敬意を示すことができます。
次に、具体的な滞在日程を明記し、その期間中どのような予定を持っているかを伝えます。
また、ホストにどの程度依存する予定か(観光に出かけることが多いのか、ホストと多くの時間を過ごすのか)も書くと親切です。
旅行前には具体的な日程が決まっていない場合も、大体でいいので何を目的とした旅行か、ホストにどういったことを求めているか、大まかな方向性を示してあげた方が相手も判断しやすいです。
例:
「[日付]から[日付]までの2日間、滞在させてもらえないでしょうか。私は自然や歴史が好きで、滞在中は○○や○○を観光をする予定です。また、○○も食べてみたいと思っているので、良いレストランを探しています。」
最後に、メッセージを読んでくれたことのお礼をまず書きましょう。
カウチサーフィンはゲストとして使う人の方が多いプラットフォームなので、人気の観光地や人気のあるホストであれば、メッセージを多数受け取っています。
読んでくれたお礼の後に、改めてホストが受け入れてくれた場合にやりたいことや、貢献できることがあれば簡単にまとめを書きましょう。
例:
「メッセージを読んでいただき、ありがとうございます!もし滞在させてもらえるなら、お礼に日本語を教えたり、部屋の掃除をお手伝いをさせていただきます。」
やってはいけないこと
コピペ丸出しのメッセージを送る
ホストが感じる最も大きなマイナスポイントの一つは、コピペ丸出しのメッセージです。
ある程度共通のテンプレートを使うこと自体は問題ないと思いますが、コピペだと相手にハッキリわかるレベルだと問題です。
テンプレートそのものに問題が無くても、配慮が欠け、いい加減な人だと思われかねません。
相手のプロフィール内容をメッセージに反映させ、自分自身の言葉で書き、相手に特別感を持たせることが大切です。
名前を間違える
相手の名前を間違えることは、意外とよくあるミスです。
元々はコピペだったことがバレてしまう上、「不注意な人だな」「この人を泊めて本当に大丈夫かな」と、相手に不安を覚えさせてしまいます。
そもそも名前が間違っていれば、本当は他の人に書いたメッセージを、間違えて送っている可能性すらあります。
私は名前を間違って私にメッセージを送ってきた人に「名前間違ってますが、私宛ですか?」と何度か返信したことがありますが、大抵は無視されるので、名前を間違う人=最低限の礼儀も無い人というイメージを持っています。
なので、名前を間違ってきた人にはその時点で返信しないようにしています。
せっかく良いメッセージを書いてもムダになる可能性が高いので、送る前に名前はよく確認しましょう。
質問攻めにする
ホストに対して、多くの質問を一度に投げかけるのは避けましょう。
質問は1〜2つ程度に抑え、ホストが負担に感じないように心がけることが重要です。
具体的な宿泊場所の確認や簡単なルールについては尋ねるべきですが、あまり深く掘りすぎると相手にプレッシャーを与えることもあります。
また、「おすすめの観光地はどこですか?」という質問も結構困ります。
何しろ会ったこともない人なので、その人が何を好きなのか、自然が好きなのか都会が好きなのか、にぎやかな場所が好きなのか静かな場所が好きなのか、ホストの側に情報が無いとアドバイスしようがありません。
質問をするときは、ホストが答えやすいよう具体的なクローズドクエスチョン(Yes or No等で答えやすいもの)にしましょう。
さいごに
信頼感を与え、ホストへの感謝や敬意をしっかりと示すことが、カウチサーフィンのリクエストメッセージのポイントです。
短くても、心のこもったメッセージがホストに良い印象を与えるためのカギとなります。
リクエストをたくさん送るうちに、使いまわしのフォーマットやコピペも使えるようになりますが、ホストのプロフィールをきちんと理解するという基本を外さないよう注意し、メッセージを書くようにしましょう。
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